絵が上手くなるコツのひとつ 影と光を意識して立体感をだす その2

光が当たっているところは明るく 影を利用してこそ光が際だつ

前回のその1では、影をつける方法を解説させてもらいました。今回はその逆。

光が当っているところの表現を解説していきますね。

イメージ構図は前回と同じ左上からお日様が差している木で話をさせてもらいます。

左上から日が差しているので、木の一番明るいところは木の左のラインとゆうことになりますね。

木の先端からずーとしたのほうに降りてきて、一番左に飛び出たところまでです。

そこをまず思い切って白を塗ってしまいましょう。

そう葉っぱが光を反射して光っているイメージがわかりやすいかと思います。

先の細い筆などで、ちょんちょんちょんと、木の左のラインを点を描くように白色をのせていきましょう。

修正は後からいくらでもできますんで、ここは思い切って白をのせていきましょう。ラフな感じのほうがいいかもしれませんね。

そして描いているのは木ですので、枝や葉っぱがランダムに飛び出たりしたりしてます。

ですので、木の左のライン以外の場所にも、白を点々とのせていきましょう。

光があたりそうなところをイメージして、ランダムに描きこんでいきます。

特に先端に多くして、下にいくにつれて少なくしていくようなイメージかと思います。

実際に描きこんでみて、自分のイメージに近づけていってください。失敗はつきものです。いくらでもやり直しはききますので、思い切ってやってみましょう。

やってみないとわからないことばかりですからね。

 

影を使って光を際立たせ、立体感も出す

ここまでで、木のイメージがだいぶん出来上がってきたかと思われます。

どうですか?いい感じに近づいているでしょうか?

光と影でかなり印象が変わるとゆうことは、体感していただけているのなかと思います。

でもまだ何かが足りないような気がしませんか?立体感が少ないとか、なんかのっぺりしているとか。

ではそこをいじっていきましょう。

今の時点で木の緑で描いたところ、一番広く緑を塗った正面の部分です。

左のラインの光、右下の影に、ランダムにかいた光の白がのっている状態でしょうか?

その面にまたを描きこんでいきましょう。

木をイメージしてみてください。幾多の絵だと葉っぱが重なり合って、様々な影があることがわかると思います。

光が目いっぱい当たっているところにも影があったりしますね。

色で言えば深緑から黒でしょうか。

それがあるから、木や葉っぱの質感を感じたりもしますよね。それを描きこんでみましょう。

 

意外と影の分部は多いんです

ほとんど影になっていると思ってもいいくらいです。光が当っているところより、影の分部が多かったりもします。

ほぼ手を付けていない緑のところにランダムに深緑を置いて行ってみてください。

意外とべたっと塗ってみても大丈夫かもしれません。

光を描きこんだように、細めの筆で点々と描きこんでもいいかもです。結構大胆に塗ってみてください。

先ほど描きこんだ光のところも構わず塗りましょう。思い切りが大切です(笑)

これで木の葉っぱの奥、幹に近いところを描いたとゆうのがイメージしやすいかなと思います。

木の奥、幹に近い中心部は光が届きにくいので、暗くなりますよね。

場所によっては黒などで思いっきり暗くしてやるのもいいと思います。

その落差があればあるほど、インパクトとゆうものがでてきますから。

では次に最初の緑をのせてみましょう。

葉っぱなので、点々画法で描いていくのがいいかなって思います。

影の上に影を残しながら、のせていってみてください。

どうですか?奥行きが出てきてませんか?

後からのせた緑の分部が深緑~黒をのせた上にのせることによって奥行きがでて、立体感がましていると思います。

最初に描きこんだ右の影と分部分部繋げてやるのもの、効果的です。

そして先端にいくにつれて、その書き込みを小さくしていきます。先端の葉っぱは小さく。

下の葉っぱは大きくすることによって、木の高さを表現することにもなります。

 

さらに明るい色をのせましょう

では最後に今使った緑に黄色を少し混ぜて、黄緑をつくりましょう。

それを葉っぱの上部、光の光源の方向にその明るい緑をのせてみましょう。

先ほど白で描いた光の点々を目安にすればいいかなと思います。

これによって、さらに立体感がでたかと思いますし、木の生き生きした感じもでたかと思われます。

ところにより白や黄色をそのまま点々とのせても面白いですよ。

どうでしょうか。いい感じになっていますか?全体のバランスや程度はご自身で調節していきましょう。ご自身のイメージにご自身で近づけていってください。そこが大切なことです。

トライアンドエラーは決して無駄にはなりませんよ。

 

水彩絵の具の場合、わざと滲ませるのもいい感じになります

思い切りの強さといいますか、どれだけ思いきってやってみたかで、そのイメージの変化は大きさ具合もかわります。

今まで解説してきたのは、結構しっかりした絵を描くのを前提に説明してきました。

これは僕自身が普段アクリル絵の具を使用しているので、それによってしまったこともあります。

それもありますが、変化をよりわかりやすく体感してもらえるように思いしっかり描きこむ方向で話してきました。

特に小学生のお子様とかはしっかり描きこむほうが多いと思いますし、教える場合も教えやすいかと思います。なので、しっかり描きこむスタイルで説明してまいりました。

けど、アクリルでもそうなんですが、特に水彩絵の具の場合、わざと滲ませる画法も多くあるんですね。

むしろ滲ませるほうが、皆さんの印象的には強いのかもしれません。

けど、描く手順、方法は、しっかり描くのとほぼ同じです。

しっかり描くか、滲ませているか、それだけの違いです。それぞれの画材の特徴を理解し、生かしていくことも大切なことだと思います。

いろんなこと試してみたり、挑戦していきましょう!それを楽しんでいきましょう~!

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