絵の出来栄えを左右する要素の一つ 構図について考え方
皆様こんにちは、YU-ZYです。
絵を描くことを楽しんでおられますでしょうか?僕は楽しんでますよ~。
あれも描きたい、これも描きたいって思いすぎて時間が全然足りません(笑)
さて今回は「構図」についてお話してみたいと思います。
構図、モチーフの配置とかバランスですね。
これがいまいちだと、せっかくいい描きあがりでも、なんか物足りない、つまらない作品になりかねません。
構図は描くもの、描く人によって全くかわります。
例えば机の上のリンゴを描くとしましょう。どんな構図が思い浮かびますか?
・キャンパスのど真ん中にリンゴを持ってくる
・左右どちらかにずらしてリンゴを持ってくる
・遠くにある、すごく近くにある
など、いろんな構図が思い浮かぶかと思います。
どれが正しいとか間違いとかはありません。構図をきめるのは描き手ですからね。
思い浮かんだいくつかのイメージのなかで、その時一番これは面白いなって思った構図を選びましょう。
趣味や好きで描くぶんには、人にどうこう言われても、自分がこれで描きたいって思ったものを描くってゆうのが一番楽しいですから。(仕事などが絡むと少し変わってしまいますが)
机の上のリンゴのように簡単な構図でも、いくつものパターンがでてきます。
それが複雑なものだったら構図を決めるのも難しい、そう思っていませんか?
例えばいつか見た風景のイメージを描いてみようと思います。
その風景にはいろんな要素があって、どう構図を決めればいいのかわからない。そんなこともありますよね。
そんな時、目をつむってそのイメージを頭の中で強く思い描いてみてください。
その時何が一番強く印象的でしたか?何に一番目がいきましたか?
その一番印象的だったもの、目が行ったものが、これから描く絵の主役になるものです。
特に風景とかの場合、情報量が多くてどこに焦点を合わせればいいのかわからない時があります。
でもあなたが一番気になったものに焦点をあわせ、主役にすえてみれば、頭の中が整理できてきます。
その主役をどう表現するか、どう目立たせるかそれを軸に考えていけば構図も決めやすくやります。
極端なことをいえば、主役以外はみな脇役、最悪描かなくてもいいんです。それくらいの気持ちで描こうとしているものを見てみると楽です。
写真のピントを効かせたものを見れば、わかりやすいかと思います。
主役にばっちりピントが合っていて、背景なんかはぼかしてますよね。
背景の雰囲気はしっかり伝えつつ、主役を際立たせています。この考え方が一番簡単で、やりやすです。
見えるなんでもかんでもを詰め込もうとせず主役を活かす、それを第一に考えてみましょう。
いろんな構図をイメージできるようになる方法 いつでもどこでもできます
同じものを描くにしろ、構図を多くイメージできるはうがいいですよね。いつも同じような構図だったら、描いてる自分自身も飽きてきます。
ではどうやってイメージを広げていけばいいか。
それは視点を変えてみるです。
それだけで、大きくかわるし、広がっていきます。
例えばいつも見ている風景。それはいつものあなたの視点からみた風景ですね。それをぐ~と下げてみてください。下から見上げるような感じです。
どうでしょうか?なんか感じが違うくないですか?地面に這いつくばったら、まるで昆虫カメラでみてるような面白さがあります。
逆にず~と視点を上げてみましょう。高いところから見下ろす感じです。
どうですか?また違う感覚がありますよね。高いビルからいつもの街を見下ろした時とか、ドローンからの映像とかをみてるような感じです。
このように、視点をただ上下に変えるだけで見え方が変わります。
これに左右や斜め上、斜め下とか、遠い近いとかも加われば、そのパターンは無限に広がります。
日々の生活のなかでも、視点を変えて観るの練習はできます
ご自身で写真を撮られるかたも結構おられると思います。カメラ、これはすごく絵を描くことにもつながります。
例えば人を取るにしても、下から撮れば足が長く見えたり、上から撮ればかわいらしくなったり。
好きに構図や視点を決めて、何にピントを合わせるかをするんですから、即絵に繋がることは理解やすいと思います。
写真を撮るのは苦手、下手ってかたも、今はいろんな画像、動画、自分ではどうしても見ることができないものも、ただで見ることができます。それを存分に使いましょう。
そこで気にして欲しいのは、やっぱり視点。それと撮り手(カメラマン)が何を撮りたかったのか、何に焦点をあわせているかを見て欲しいと思います。
ただボケ~と綺麗だな~だけで見ていても、練習にはなりませんからね。
また動画をみることもお勧めします。どの動画のなかで「!」ときた、印象にのこった場面を切り抜く(頭の中だけでも大丈夫です)
ドローンを使った映像なんて、今まで見たこともない、自分では見ることもできないものがたくさんありますんで、自分のイメージの巾をすごく広げてくれます。
日々の生活のなかでどう練習するのか?
例えば通勤電車の窓から見えるいつもの風景。それ一部をまるで額縁に入れたように切り抜いてみる。指で四角をつくって見てみる(カメラマンや絵描きがするやつ)は、人目もありますから、なかなか難しいと思いますから、頭の中だけで大丈夫ですよ。
例えば自分の車やバイクを地面の高さから見てみる
信号待ちをしている時、靴紐を直すふりをしてしゃがんで見てみる
何が置物やオブジェとかをお持ちなら、横から後ろから見てみたり、照明を当ててみたりするのも面白いです。
思いっきり離れてみたり、逆に寄ってみたりも面白いですよ。
こんな風にいつでもどこでも簡単に練習することもできます。この程度のことでも、見かた見え方をかえることの面白さを知ることができるんですね。
だから難しく考えることはないです。むしろより簡単に、シンプルにしていきましょう。
基本は自分が面白いと思ったこと、楽しいことです。
絵を描くことも、何事も、楽しんでやっていきましょう。それが上達の一番の近道です。
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